
日本ファルコムの「軌跡」シリーズが世界累計販売本数1,000万本を突破しました。『空の軌跡 the 1st』『the 2nd』などの販売が堅調で、同社は2026年9月期に売上高と各利益が過去最高を更新する見通しです。

シリーズ累計は2024年から200万本増加
「軌跡」は、2004年発売の『英雄伝説 空の軌跡 FC』から続くRPGシリーズです。日本ファルコムは2024年時点で累計販売本数800万本を公表しており、今回の1,000万本到達はそこから200万本の増加に当たります。

シリーズでは、2025年9月に『空の軌跡 the 1st』、2026年9月17日に『空の軌跡 the 2nd』を発売しました。いずれも原点となる『空の軌跡 FC』『SC』のフルリメイク作品です。
Steamでは両作とも発売時に最大同時接続プレイヤー数が1万人を超えました。発表時点では、『the 1st』はユーザーレビュー4,934件中95%、『the 2nd』は1,740件中96%が好評でした。
4項目の業績予想を上方修正
日本ファルコムは2026年9月期の業績予想を修正し、売上高を従来の36億円から43億円へ引き上げました。営業利益は22億円から28億円、経常利益も22億円から28億円、当期純利益は15億円から19億円にそれぞれ修正しています。
修正後の予想は、売上高が前回予想比19.4%増、営業利益と経常利益が各27.2%増、当期純利益が26.6%増です。前期の2025年9月期実績は、売上高26億1,200万円、営業利益13億4,000万円、経常利益13億6,400万円、当期純利益9億300万円でした。
同社は、『空の軌跡 the 2nd』と『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』の販売が堅調に推移し、『空の軌跡 the 1st』の海外販売も好調だったことを修正理由に挙げています。これを受け、売上高と3種類の利益がいずれも過去最高を更新する見通しです。
増配と記念配当を予定
業績予想の修正に伴い、日本ファルコムは2026年9月期の普通配当を1株当たり30円とする予想を示しました。従来の普通配当予想は1株当たり10円で、今回の修正では20円の増配となります。
さらに、シリーズの世界累計販売本数1,000万本突破を記念し、1株当たり30円の記念配当を予定しています。普通配当と記念配当を合わせた年間配当予想は1株当たり60円です。
記念配当は、2026年12月に開催予定の定時株主総会へ付議する予定です。
新作の販売がシリーズと業績を押し上げ
『空の軌跡 the 2nd』は2026年9月17日に世界同時発売されました。『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』は同年7月16日に日本・アジア地域で発売され、同社は両作の販売状況を業績予想の上方修正理由に挙げています。
『空の軌跡 the 1st』についても、発売翌年に当たる2026年9月期に海外販売が好調に推移したと日本ファルコムは説明しています。
日本ファルコムが発表した業績予想は、実際の数値が今後変動する可能性があります。








