25本のゲームを内蔵した800XLの復刻版
Atariは、1983年に登場した8ビットパソコン「800XL」を現代向けに再現した「The 800XL」の予約を始めました。内蔵ゲームは25本で、HDMI出力と実機用カートリッジスロットを備えます。出荷は2027年4月下旬の予定です。
本体にはフルサイズのメカニカルキーボードと、プログラミング言語Atari BASICのインタープリターを搭載します。映像はPAL方式の50HzとNTSC方式の60Hzに対応し、4:3表示、ピクセル単位の表示、CRT風フィルターなどを選べます。
内蔵タイトルには「Asteroids」「Centipede」「M.U.L.E.」「The Seven Cities of Gold」などがあります。Atariは、当時の外観や操作感を残しながら、現代のディスプレーや接続機器に対応させた製品として本体を紹介しています。
保存や巻き戻し、追加コントローラーにも対応
各ゲームには4つのセーブスロットがあり、最大40秒までプレイを巻き戻せます。オリジナル版の遊び方に加え、プレイの保存や直前の場面への巻き戻しができます。
付属する「THECXSTICK」は、Atariのジョイスティックを現代向けに再現した8ボタンのコントローラーです。本体にはUSB-Aポートが4つあり、追加のコントローラーやUSBストレージを接続できます。
USBメモリーからゲームやソフトを読み込め、カートリッジ、ディスク、カセットのイメージファイルに対応します。Atariは、8ビットコンピューター向けソフトに加えて、Atari 5200向けソフトもサポートすると案内しています。
カートリッジ対応は「大半」、世代間で違いも
本体のスロットは、Atari 400、800、XL、XE向けカートリッジの大半に対応します。
Atari 8ビット機のFAQでは、XL/XE向けソフトの一部がAtari 800で動作しない条件として、メモリーの使い方やXL向けOS機能への依存などを挙げています。欧州向け文字セットの使用も、互換性に関わる条件の一つです。シリーズ名が対応範囲に含まれていても、世代をまたぐソフトの動作には違いがあります。
Atari 400/800向けソフトの一部は、1200XL以降のXL/XE機ではOSの変更により正常に動かないことがありました。OS内の機能を呼び出す公式な参照先を使わず、特定のメモリーアドレスを直接指定したソフトでは、OSの更新で処理の位置が変わると問題が起きます。互換性はカートリッジスロットの有無だけでなく、ソフトが機種ごとのOSやメモリーをどう利用するかにも左右されます。
ゲーム機とパソコンの要素を持つ8ビット機
800XLは、キーボード一体型の8ビットコンピューターです。オリジナル機は64KBのRAMを搭載し、6502Bプロセッサーと映像や音を扱う専用チップを採用していました。キーボードでBASICを扱える構成とゲーム向けの機能を備えています。
Atariは、800XLをAtari 2600と、68000系プロセッサーを使う16ビットのAtari STの間に位置する機種として説明しています。800XLは1983年に登場し、ゲーム機としてだけでなく、家庭用コンピューターとしての機能も備えていました。The 800XLは、キーボード、BASIC、カートリッジ対応を引き継ぎ、HDMIやUSB接続を追加しています。









