
若きハリー・ボッシュを描く前日譚
MGM+はドラマ『Bosch: Start of Watch』の初公開画像を発表し、2027年1月10日に配信を始めます。全8話で、初日に2話を公開した後、毎週1話ずつ配信し、2月21日に最終話を迎える予定です。
本作は、作家マイクル・コナリーが生んだ刑事ハリー・ボッシュの若き日を描く前日譚です。キャメロン・モナハンが新人警官のハリーを演じ、オマリ・ハードウィックはベテラン警官イーライ・ブリッジズを演じます。
舞台はロサンゼルスで、ハリーが新人警官として働き始めた時期が物語の軸になります。日常の通報対応と街の緊張が重なるなか、ハリーは大規模な強盗事件と犯罪の腐敗に関わり、警察官としての忠誠を試されます。
既存シリーズと小説世界とのつながり
ハリー・ボッシュは、既存の『Bosch』ドラマとその続編『Bosch: Legacy』でタイタス・ウェリヴァーが演じてきた人物です。本作ではモナハンが若い時期のハリーを演じ、同じ人物の過去へ物語をさかのぼります。
小説シリーズには、本作のようにハリーの新人警官時代を描く直接の前日譚はありません。ハリーの若い頃に関する断片は小説内に登場する一方、本作はその時期を中心に据えた新たな物語として作られます。
ブリッジズはハリーの訓練を担う警官で、小説の登場人物ではない新キャラクターです。物語では、経験豊富なブリッジズが若いハリーを導く関係が、既存シリーズで知られる刑事の出発点に結びつきます。
1990年代初頭のロサンゼルス
本作が描くロサンゼルスでは、人種間の緊張、ギャングによる暴力、分断した警察組織が背景になります。ハリーはその環境で通常の通報に対応しながら、強盗事件と犯罪の腐敗をめぐる問題へ巻き込まれていきます。
1991年のロドニー・キング暴行事件を受け、ロサンゼルス警察の問題を調べるクリストファー委員会が設置されました。同委員会は、警官による過剰な武力行使や監督体制、人種的偏見などの問題を指摘し、採用や訓練、懲戒、苦情処理の改革を勧告しました。
1992年には、ロドニー・キングを暴行した警官4人の無罪評決を受けてロサンゼルスで暴動が起き、4月29日から5月3日まで続きました。この時期の警察と地域社会の緊張は、警察組織の分裂や人種間の緊張を物語に取り込む本作の舞台設定と重なります。
配信日程と出演者
配信地域は米国、英国、ベルギー、アイルランド、イタリア、ドイツ、オランダ、スペイン、ラテンアメリカです。
レギュラー出演者には、ローザ役のアリアナ・ゲラとコーリー役のJD・パルドも名を連ねます。さらにキャスリーン・ウィルホイト、ウィリアム・フィクナー、ラフィ・ガヴロン、ラファエル・スバーグらが出演します。
製作はFabel Entertainmentが担当し、トム・ベルナルドとブライアン・アンソニーが共同で企画・製作総指揮を務めます。ベルナルドはショーランナーも兼任し、マイクル・コナリーらも製作総指揮に参加します。









