So-netとplalaの会員情報258万件超が流出、メール用パスワードも対象
出典: support.so-net.ne.jp

ソニーネットワークコミュニケーションズは、So-netの会員データベースへの不正アクセスにより、So-netとplala(Sコース)の会員情報計258万5,481件が流出したと公表しました。4種類のメールサービスでは、メールアドレスとそのパスワード計5万4,401件も対象です。対象者はメール用パスワードの再設定が必要で、同社は不審な連絡に注意するよう呼びかけています。

不正アクセスは10月19日、23日に確認

不正アクセスは2026年10月19日に発生し、同社は23日に確認しました。対象サーバーを停止してアクセス元からの通信を遮断し、24日に情報流出と対象項目・件数を把握しました。

So-net会員情報の流出は214万1,986件で、内訳は現会員186万9,771件、元会員27万2,215件です。元会員の対象は2026年3月以降に退会した人で、同年2月末までに退会した人は含まれません。

plala(Sコース)会員情報は44万3,495件で、現会員42万2,365件、2026年3月以降に退会した元会員2万1,130件です。So-netとplalaの件数は計258万5,481件です。

会員情報と接続用IDの用途

流出した会員情報には、氏名、電話番号、メールアドレス、ユーザーID、生年月日、性別、インターネット接続用IDが含まれます。So-netとplalaの会員情報では、パスワードは流出していません。

So-netのユーザーIDは、マイページ、会員アプリ、各種手続きへのログインに使います。インターネット接続用IDは、PPPoE方式で接続する際の設定に使われます。

PPPoEは、ルーターやモデムに接続情報を設定してインターネットにつなぐ方式です。接続用IDはサービスによってサブドメインまで含み、ユーザーIDとは別のものです。

メール用パスワードは再設定が必要

メールアドレスとメールアドレス用パスワードが流出したのは、4サービスの計5万4,401件です。内訳はメールサービス(G)が2万4,655件、A-Boxが1万7,672件、ソネット VAIO メールが7,005件、PostPetメールアカウントサービスが5,069件です。

同社は被害の拡大を防ぐため、対象メールアドレスのパスワードを10月27日に初期化しました。該当する利用者はマイページから再設定する必要があります。

メール用パスワードは、So-net WebメールやOutlookなどのメールソフトへのログインに使われます。ユーザーIDや接続用IDのパスワードとは別で、それぞれを変更しても他のIDやパスワードは連動して変更されません。

不審な連絡への注意と調査

IPAは、流出したIDとパスワードの組み合わせを別のサービスで試す「リスト型攻撃」により、不正ログインや個人情報の流出、金銭被害が起きる場合があると説明しています。メール用パスワードが対象になった利用者には再設定が求められています。

IPAは、パスワードをサービスごとに変え、長く複雑にすることを勧めています。IDやパスワードを不正利用されても、それだけではログインされにくくする対策として、多要素認証の設定も挙げています。

同社は10月27日時点で、今回の流出に起因する二次被害を把握していないとしています。一方、流出情報を悪用した連絡が届くおそれがあるとして、メール、SMS、電話に応答せず、本文中のリンクや添付ファイルを開かないよう呼びかけています。原因と影響範囲の調査は続いており、同社は個人情報保護委員会に報告しました。