Stellaris - Paradox Interactive
出典: paradoxinteractive.com

Paradox Interactiveは、SFストラテジーゲーム『Stellaris』の新DLC「Willpower」を11月23日に発売します。価値観を「イデオロギー」として国境を越えて広め、外交や諜報、国内政治に影響させる仕組みが加わります。同日には、バージョン4.6となる大型アップデート「Corona Borealis」も配信予定です。

星間国家の価値観がイデオロギーとして広がる

『Stellaris』は、プレイヤーが星間国家を運営し、探索や内政、外交、軍事を通じて銀河で勢力を広げるゲームです。国家の政治体制や種族、母星などを設定でき、他国と同盟を結ぶことも、戦争を仕掛けることもできます。

「Willpower」では、国家の志向に強い確信が加わると、それを国境の外へ広げられるイデオロギーにできます。星系基地やハイパーリレー、イデオロギー・ビーコンを使って周辺の星系から他国へ伝え、外国の住民が価値観を受け入れると、相手国内に狂信的な派閥が形成されます。

イデオロギーの拡大は、他国への影響だけでなく自国の統治にも関わります。勢いを保てなければ国内派閥が反発し、植民地が急進化して反乱を起こす可能性があります。価値観を広めながら、国家が掲げる方針を維持することも求められます。

施設と外交、諜報で広げる影響力

新施設「銀河殿堂」は移設でき、植民地の上に置くと現地の産出とイデオロギーの影響範囲を強化します。前線に設置すれば、勢力が争う空間へ価値観を伝える役割を担います。施設には各志向に対応するデザインが用意され、生物種向けのデザインも含まれます。

外交では、他国が自国の教義を採用できるほか、連邦の法律で同盟全体の公式な信条を定められます。銀河共同体では競合する教義を非難する手段が加わり、イデオロギーをめぐる対立が国家間の外交にも及びます。

諜報作戦では、イデオロギーの影響範囲を操作したり、疑念を広げたり、価値観が浸透した地域で反乱を促したりできます。秘密工作が失敗した場合に備え、戦争を通じて自国のイデオロギーを相手に受け入れさせる新たな開戦事由も追加されます。

内政の派閥運営にも変化

これまでの『Stellaris』では、惑星の住民一人ひとりに政治信条などを示す「志向」があり、国内の政治勢力である派閥を奨励したり抑圧したりして、住民の志向をある程度動かせました。反体制派が惑星を占拠すれば、独立運動につながる場合もあります。

AUTOMATONは、従来の派閥運営は他のParadox作品と比べて簡素で、自国の体制を支持する派閥を奨励し、反対派を抑圧する対応が中心だったと説明しています。「Willpower」では他国からの価値観の浸透も加わるため、派閥を抑えるだけでは国内の動きを管理しきれない場面が生じる可能性があります。

『Victoria 3』では、国内の利害集団が政治的な力を持ち、その力は富や土地所有などから生まれます。有力集団を弱めるには、対立を招かない方法を探る必要があり、教育や雇用の変化が集団の政治的な影響力を変える例もあります。同作では経済改革も人々の政治的な力に関わります。対して『Stellaris』の従来の派閥運営は、プレイヤーが派閥を奨励・抑圧する形が中心でした。

新たな勝利への道と追加要素

新たな野望「意志の力」では、銀河を征服するのではなく、各国に自国の方針を受け入れさせ、没落した帝国を打ち倒すことを目指します。住民を転向させ、他国を自国の勢力圏に引き込み、イデオロギーを支える勢いを維持することが勝利の要素です。

追加される起源は3つです。「Golden Generation」では将来の指導者候補を育成し、「Lost Makers」では機械知性が銀河を探索して創造主を探します。「Great Mosaic」では追加の国是を持って開始し、決められた物語の進路を持たずに帝国を形作ります。

このほか、狂信的な国是が5つ、イデオロギーの隆盛や衝突、分裂を描くイベントが40以上、イデオロギーを体現するパラゴンが8人加わります。新たな建造物、艦船セットと都市セット、アドバイザーも含まれます。「Willpower」はPCのSteam、GOG.com、Microsoft Store向けに11月23日発売予定です。