Switch 2版『時のオカリナ』、メタスコア96点で2026年最高評価に
出典: nintendo.com

2026年発売作で最高のメタスコア

Nintendo Switch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は、レビュー82件に基づくメタスコア96点を獲得し、2026年発売作で最も高い評価となりました。 1998年の原作が持つ99点には届きませんが、2011年のニンテンドー3DS版の94点を上回っています。

メタスコアは、批評家やメディアのレビューを0〜100点に換算し、媒体ごとの重みを加えて算出する加重平均です。 ゲームのレビュー点は掲載媒体が付けたものを使い、Metacritic側ではゲームの点数を割り当てていません。 そのため今回の96点は、82件の批評レビューを集約した評価として読めます。

80 Levelは、2026年の他の発売作や『バイオハザード レクイエム』『Phantom Blade Zero』『Forza Horizon 6』『ウィッチャー3 リマスター』を上回る水準だと伝えています。 同作は『Half-Life 2』や『エルデンリング』など、メタスコアの高い歴代作品と並ぶ位置にも入っています。 ただし、発売前の『Grand Theft Auto 6』は比較対象に含まれていません。

原作の骨格を保ち、操作や演出を更新

リメイクでは、ダッシュ、手動ジャンプ、自由に動かせるカメラ、アイテム選択の高速化、クエスト追跡機能が加わりました。 ダンジョンごとに異なる仕掛けや、順を追って進む冒険の構成は維持されています。

環境やキャラクターモデルを作り直し、演出、ボイス、音楽も更新されています。 見慣れた場面の感情面を強めた点や、ハイラル城下町などの場所を広げた点も、レビューで評価されています。 原作の構造を残しつつ、周囲の表現や操作を現代向けに整えた内容です。

水の神殿は新しい操作と画面構成で遊びやすくなり、ナビィがプレイヤーを中断する頻度も下がったとされています。 パズルの見直しや、従来から難所とされてきた部分の改善も行われました。 一方で、マスタークエスト版がないこと、セーブデータが1つに限られること、一部に旧作由来の粗さが残ることは不満点として挙がっています。

『時のオカリナ』が担ってきたシリーズの転換点

青沼英二プロデューサーは、原作を「探索と発見」を核とするシリーズの遊びを3Dで受け継げると示した転換点と位置づけています。 原作では、リンクがナビィと冒険し、子ども時代と大人時代を行き来しながらハイラルを探索します。 ダンジョンや専用アイテムを軸に、物語の進行に沿って体験を積み重ねる構成です。

『ブレス オブ ザ ワイルド』では、どこからでも遊べる広い世界での冒険が採用されました。 青沼氏は、自由度の高い作品に慣れたプレイヤーにも、あらかじめ用意された冒険や物語を追いながら成長する遊びを体験してほしいと述べています。 Switch 2版は、その異なる進行の形を、現行シリーズの文脈で改めて提示する作品です。

任天堂は、今回の制作を若い開発メンバーが原作の構成や制作スタイルを知る機会にしたいと考えたと、青沼氏は話しています。 藤林秀麿共同プロデューサーは、開発の初めに「変えるところ」と「変えないところ」を決めるよう伝えたと説明しました。 操作や表現を更新しながら、探索の途中で立ち止まり発見する時間を残す判断も、その方針に沿っています。

11月5日にSwitch 2専用で発売

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』Nintendo Switch 2版は、2026年11月5日に発売されます。 対応機種はNintendo Switch 2で、同機種専用タイトルです。

メタスコア96点は、批評家レビューの評価をまとめた数値であり、作品の内容を単独で表すものではありません。 今回のレビューでは、操作性や演出の刷新、原作の構成を保った点が評価される一方、マスタークエスト版の不在やセーブ枠の制限も指摘されています。 こうした評価と変更点を踏まえ、原作を知る人にも初めて遊ぶ人にも向けたリメイクとして発売を迎えます。