
サム・アルトマンは、アンドリュー・ガーフィールドが自身を演じる映画『Artificial』の撮影現場に偶然出くわし、本人に手を振ったと語りました。映画は2023年のアルトマン解任から復帰までを描いています。アルトマンは予告編を見て、「正確な描写を目指していない」と受け止めました。
自宅近くで見かけた「自分そっくり」の撮影
アルトマンによると、ある朝、コーヒーを買いに歩いていたところ、自宅近くの通りにカメラが並び、自分と同じ服装でバックパックを背負った男性が歩いていました。撮影があるという掲示には気づいていたものの、何の撮影かは把握していなかったといいます。
その男性がガーフィールドだと気づいたアルトマンは、歩き方まで似ていて、「シミュレーションの奇妙な不具合にいるようだった」と振り返りました。2人は手を振り合っただけで、役作りのための面会や会話はなかったとアルトマンは話しています。
ガーフィールドも過去のインタビューで、役の準備にあたってアルトマン本人には会わず、脚本や裁判記録、インタビューなどを調べたと説明しています。映画はルカ・グァダニーノ監督作で、OpenAIのCEOを解任されたアルトマンが復帰するまでの2023年の出来事を題材にしています。
解任から復帰までの5日間
OpenAIの取締役会は2023年11月17日、取締役会とのやり取りでアルトマンが「一貫して率直ではなかった」と説明し、CEOを解任しました。同社はミラ・ムラティを暫定CEOに任命しました。
その後、従業員らは取締役会の辞任とアルトマンの復帰を求める書簡を提出しました。要求が通らなければ退職し、マイクロソフトの新しいAI部門に加わる意向も示しました。マイクロソフトはアルトマンとグレッグ・ブロックマンらを同部門に迎えると発表していました。OpenAIは11月21日、アルトマンの復帰に向けた合意を発表し、新たな取締役会にはブレット・テイラー、ラリー・サマーズ、アダム・ダンジェロが加わるとしました。
インタビューではChatGPTの安全性も話題に
Vanity Fairのインタビューでは、ChatGPTを利用していた女性の自殺をめぐる質問もありました。質問の途中でOpenAIの広報担当者が残り時間を理由に話題を移すよう求めましたが、インタビューは続きました。
アルトマンは、利用者の私的な会話を本人の同意なしに研究者へ渡すべきかという問いに、同意なしには渡すべきではないとの考えを示しました。また、精神的な危機にある利用者への対応は、技術を開発する企業が直面する難しい問題の一つだと述べています。
アルトマンは映画の予告編について、銃が壁に並ぶ地下壕へ駆け込む場面は事実と異なると指摘しました。Amazon MGM Studiosが同作の配給から離れた後、Neonが配給を担い、映画はニューヨーク映画祭で月曜日に初上映される予定です。









