
ダース・ベイダーが『帝国の逆襲』と『ジェダイの帰還』で使った戦闘用ライトセーバーが、11月12日にヘリテージ・オークションズで競売にかけられます。2025年に365万4,000ドルで落札された品です。今年はルーク・スカイウォーカーのライトセーバーが375万ドルで落札され、スター・ウォーズ小道具の競売記録を更新しています。
11月12日にダラスで競売
このライトセーバーは、2作品でベイダーの主な戦闘用小道具として使われました。クラウド・シティや玉座の間での決闘では、ベイダー役のデヴィッド・プラウズと、フェンシング選手でスタントも担当したボブ・アンダーソンが手にしました。
競売はダラスで開かれる「The Ultimate Star Wars Hollywood/Entertainment Signature Auction」の一部です。オンラインの代理入札はすでに始まっています。
2025年9月4日、ロサンゼルスで開かれたプロップストアの競売では、この品が365万4,000ドルで落札されました。その後、2026年7月15日にヘリテージで375万ドルの値が付いたルークのライトセーバーが、スター・ウォーズ小道具の競売記録を上回りました。
1950年代のカメラ用部品を使った柄
柄の本体は、1950年代の英国製M.P.P. Microflashカメラ用フラッシュです。製造元の銘板を外し、黒い樹脂製のグリップ7本や装飾用の配線、ベルトに下げるためのDリングなどを加えていました。
戦闘用のこの個体は、刃を取り付けられるよう内部も補強されています。柄の中にはアルミ製の円柱が2本あり、そのうち下側は大きな六角穴付きボルトで固定されていました。組み込まれた鋼棒が交換式の木製ブレードを支え、ブレードはアルミ製のカラーと止めねじで留められていました。
グリップは当初接着されていましたが、戦闘中に外れたため、小さなねじでも固定されました。Dリングの曲がり方は『帝国の逆襲』の写真に写る個体と一致し、底部の大きなくぼみは『ジェダイの帰還』の映像に写るものと一致しています。
映画小道具の競売記録
同品はロサンゼルスで開催されたプロップストアの競売に出品され、落札額は当時、スター・ウォーズ作品の品として最高額でした。
プロップストアは、2作品でスクリーン使用が確認できるヒーロー用ライトセーバーとして、この品が公売に出た唯一のものだと説明しています。Guardianは落札額を270万ポンドと伝え、競売初日に400点を超える映画小道具が売れたと報じました。
ヘリテージは『新たなる希望』の撮影写真にも似た摩耗があるとしていますが、同作で使われたとは断定していません。
ブレードの反射材と発光表現
初期の『帝国の逆襲』用ブレードには、光を反射するScotchliteが巻かれていました。後期のものは白く塗られており、今回の競売品にはブレード自体は含まれません。
オリジナル三部作では、実物のブレードに使った反射材を撮影時に光らせ、その映像をもとに発光表現を作りました。Scotchliteは光を反射する素材で、元のライトセーバー表現の撮影には柄の中の小型モーターも使われました。
撮影後、ロトスコープで発光を加えました。これは映像の各フレームに光の輪郭を描き重ねる手法です。反射材を使った実物のブレードと撮影後の描画を組み合わせ、画面上のライトセーバーを表現しました。











