
『鉄拳8』のプロプレイヤーSuperBrine氏が、目隠しをした状態でランクマッチに挑み、最下位の「入門生」から最上位の「破壊神」まで到達しました。挑戦は6月に始まり、全8回に及んだといいます。画面を見ずに対戦を続ける中で、攻撃の成否やステージの状況を音から読み取っていました。
8回の挑戦で「入門生」から「破壊神」へ
SuperBrine氏はエジプトを拠点に活動する『鉄拳8』のプロプレイヤーで、アリサを主に使用しています。2026年には「TEKKEN World Tour 2026」関連の地域大会で複数回優勝した実績もあります。今回の挑戦では、睡眠用のアイマスクを着けて得意キャラクターのアリサを操作し、ランクマッチを続けました。
「破壊神」は、同作のランクで最も上に位置する段位です。SuperBrine氏は配信で挑戦の様子を公開し、開始から到達までの記録をTwitchのハイライトに保存したとしています。厚手のアイマスクを着けて配信しながらプレイしたことも、本人が不正をしていないと説明する際に挙げた点です。
効果音から攻撃やステージの状況を判断
『鉄拳8』には、対戦相手との距離や攻撃の種類を音で知らせるサウンドアクセシビリティ機能はありません。それでもSuperBrine氏は、音を聞き分けて、壁やられが起きたか、攻撃がヒットしたかガードされたか、ヒットならカウンターヒットか通常ヒットかを判断していると説明しました。ランク帯によって有効なコンボが異なることも踏まえ、状況に応じてプレイしているといいます。
カプコンの『ストリートファイター6』には、対戦相手との距離に応じて音の高さが変わる機能や、上段・中段・下段攻撃のヒットなどを知らせる効果音があります。体力やゲージの状態を音で通知する設定も用意されています。 SuperBrine氏の挑戦では、こうした専用の通知機能ではなく、『鉄拳8』の通常の音から得られる情報を活用していました。
挑戦の目的と、プレイ以外の負担
SuperBrine氏は、挑戦の目的をプロゲーマーとしての認知を高めることと説明しています。多くの人が不可能だと考えるようなことに挑み、自分にもできると証明したかったといいます。一方で、本人が最もつらかったと振り返ったのはプレイそのものではなく、長時間アイマスクを着けたことで生じた目の焼けるような痛みでした。精神的な疲労も大きかったそうです。
視覚に頼らず『鉄拳8』をプレイする人はほかにもいます。わずかな視野角のみがあるプレイヤーが、2年半かけて「破壊神」の2段階下にあたる「鉄拳神」に到達した例も報告されています。











