AION 2-NC
出典: aion2.plaync.com

『AION 2』は10月5日の正式サービス開始日に、Steamで最大同時接続者数39万7,905人を記録しました。10月7日時点のSteamユーザーレビューは全言語で「賛否両論」でした。

正式サービス初日に約39万8,000人が同時接続

『AION 2』は、2009年からサービスが続くMMORPG『タワー オブ アイオン』の後継作です。グローバル版は基本プレイ無料でサービスを開始し、SteamDBによると初日の最大同時接続者数は397,905人でした。

同時接続者数を他のMMORPGと比べると、『Throne and Liberty』のSteam版過去最高記録336,300人を約61,000人上回っています。一方、『Lost Ark』が2022年に記録した1,325,305人には届いていません。今回の数字はNCの過去作を上回りますが、SteamのMMORPG全体で最大級の記録ではありません。

有料の先行アクセス期間にも、『AION 2』は9月30日に最大171,530人を記録しました。同じく5日間の有料先行アクセスを実施した『Throne and Liberty』は、2024年に同期間の最大同時接続者数が56,910人でした。『Throne and Liberty』は正式サービス初日に326,377人、同月6日に過去最高の336,300人へ伸びており、先行アクセス時と正式サービス開始後では数字が大きく変わっています。

レビューは全言語で「賛否両論」

10月7日午前9時台の集計では、全言語のレビュー11,524件のうち好評は68%で、Steamの評価は「賛否両論」でした。英語レビューは5,486件で好評率66%、ロシア語レビューも424件で69%と、いずれも同じ評価区分です。

英語レビューでは、ゲームプレイやグラフィックより、メンバーシップや有料アイテムの適用範囲への不満が目立ちます。メンバーシップがアカウント全体ではなくサーバー単位で適用される点や、サーバーを移った際に引き継がれない点が批判されています。ファウンダーズパックの一部特典はアカウント全体に適用する変更が行われたとの報告がある一方、30日間のメンバーシップはサーバー単位のままだと投稿者らは述べています。

日本語レビューでは課金への意見に加え、クエストを繰り返す育成、戦闘の単調さ、アジアサーバーのチャット環境も論点になっています。一方で、グラフィックやキャラクタークリエイト、前作を思わせる世界観を評価する声もあります。韓国語レビューでも課金要素への批判と、ビジュアルや育成・収集要素への評価が見られ、賛否が分かれています。

課金通貨から装備強化につながる経路

基本プレイは無料ですが、有料メンバーシップに加入すると、プレイヤー間のマーケットやゲーム内通貨の交換を利用できます。そのため、無料プレイではゲーム内経済を十分に利用できないという批判があり、プレミアム通貨とゲーム内通貨の交換も「Pay to Win」への懸念につながっています。

グローバル版では、現金で購入するQunaを、プレイヤー間の交換を通じてマーケット通貨のKinaに替えられます。マーケットでは装備や素材を取引でき、強化素材を含むプレミアム版バトルパスも販売されています。こうした仕組みでは、現金からゲーム内通貨を経て装備や強化素材を入手できます。

一方、運営元NCは、グローバル版の衣装などの外見アイテムは戦闘上の優位を与えず、消耗品も通常プレイで入手できると説明しています。同じバトルパスでも、無料トラックと有料トラックでは強化素材などの配布量が異なります。レビューでは、直接装備を販売する仕組みと、課金で経済へのアクセスや進行速度に差が生じる仕組みの境界が争点になっています。

前作の飛行を広げたゲーム設計と運営の対応

本作はUnreal Engine 5を採用し、前作から飛行を活用する探索や戦闘を引き継いでいます。8種類のクラスを選べるほか、PvEとPvPのコンテンツを備えています。こうした要素やグラフィックを評価する声と、従来型のクエスト進行や戦闘に不満を示す声が、レビューの分かれにつながっています。

Steamの販売ランキングは、過去24時間のゲームパッケージやゲーム内購入を含む売上を集計します。『AION 2』が先行アクセス中に同ランキングで首位になったことは、同時接続者数とは別の指標です。

正式サービス開始後、NCはファウンダーズパックの一部特典の適用範囲を変更したと報告されています。