Bloodborne™
出典: playstation.com

監督と脚本家が決まり制作が進展

『Bloodborne』のアニメ映画は、監督と脚本家が決まり、制作が進んでいます。プロデューサーのSeán McLoughlin氏がIGNのインタビューで明らかにしました。映画化と同氏のプロデューサー就任が発表されたのは2026年4月です。

監督と脚本家の名前は公表されていません。McLoughlin氏によると、物語の方向性も以前より具体的に定まりつつあり、制作に関わる人々がそろっています。

関係者や物語の手掛かり、制作の進捗は、今後あらためて発表する考えです。

ゲームの筋書きをそのまま再現しない方針

McLoughlin氏は、ゲームと映画は異なるメディアであり、ゲームの物語やキャラクターをそのまま繰り返すだけの映像化には関心がないと語っています。映画がゲームと異なる点をどう生かすかを考え、新しい物語を見つけたいとしています。

同氏は『Bloodborne』と『ELDEN RING』について、構造には似たところがある一方、物語は大きく異なると述べました。『ELDEN RING』の実写映画が先に公開された場合、その作品を見て考える可能性はあるものの、影響を受けすぎず、観客の予想を超える内容を目指す考えです。

新たな物語で世界を広げる映像化の例として、McLoughlin氏はドラマ『フォールアウト』や近年の『バイオハザード』映画を挙げました。『Bloodborne』でも、ゲームの筋書きを再演せず、同じ世界の中で別の物語を描く方針です。

アニメーションで異世界的な表現を目指す

McLoughlin氏は、実写では難しい表現もアニメーションなら可能だとし、異世界的な要素を持つ『Bloodborne』はその手法に合うと話しました。怪物や超常的な現象をどのように映像化するかが、映画の表現を考えるうえでの焦点になります。

アニメーションでは、カメラの前で実際に起きた運動を記録する実写とは異なり、現実には存在しない運動を作り出せます。映像は静止画の連続で、コマとコマの間には動きの隙間が生じます。その隙間を操作することも、アニメーションの表現の一つです。

こうした映像表現の性質は、実写では難しい異世界的な要素をアニメーションで描きたいというMcLoughlin氏の構想につながっています。

ゲームの世界をどう広げるか

『Bloodborne』の世界では、人ならぬ存在「上位者」が、人間には理解しがたい叡智を持つものとして描かれます。ゲーム内のアイテム説明文には、上位者は赤子を失い、求めているという記述があります。

赤い月が近づくと人と獣の境が曖昧になり、上位者が現れるという記述もあります。こうした設定が、異世界的な存在や現象を含む作品世界を形作っています。

McLoughlin氏は、原作の世界に新しい物語を見つけることを映像化の目的として挙げています。ゲームの筋書きをそのまま映画に移さず、異なるメディアで何を描けるかを考える姿勢です。