海江田四郎
出典: sunrise-world.net

かわぐちかいじ原作のアニメ「沈黙の艦隊」が、アニメ化から30年を経て初めてBlu-ray化されます。TVスペシャルと続編OVA2作を収録した特装限定版は、2027年3月26日発売です。

TVスペシャルと続編OVAをHDリマスター

「『沈黙の艦隊』COMPLETE Blu-ray(特装限定版)」には、1996年にTVスペシャルとして放送された「沈黙の艦隊」と、1997年、1998年に発売された続編OVA「沈黙の艦隊 VOYAGE 2」「沈黙の艦隊 VOYAGE 3」の全3作が収録されます。

映像はオリジナルネガフィルムからHDリマスターされています。収録時間は約214分で、映像はAVC、音声はリニアPCMのステレオです。

発売日は2027年3月26日で、価格は税込1万9,800円です。特製ケースにはキャラクターデザインを担当した加藤茂の描き下ろしイラストを使用し、インナージャケットには、かわぐちかいじの既存イラストを採用します。

3作を通じて描かれる「やまと」の航海

物語の発端では、海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」がロシア籍の原子力潜水艦と衝突して沈没し、乗組員の生存は絶望視されます。しかし、乗組員は日米共同で開発された原子力潜水艦「シーバット」に移されていました。艦長の海江田四郎は、米軍第7艦隊所属として出港したシーバットで反乱を起こし、独立国「やまと」を宣言します。

「沈黙の艦隊」では、シーバットが追撃する第7艦隊と対峙します。核兵器を搭載している疑いを背負った「やまと」の行動を軸に、核をめぐる問題が物語に組み込まれています。

「VOYAGE 2」では、日本との軍事同盟を求めて東京湾へ向かう「やまと」と、日本政府や米国との緊張が描かれます。「VOYAGE 3」では、国連総会に出席するためニューヨークを目指す航海が続き、北極海で米国の潜水艦と対峙します。

ブックレットや購入先別の特典

封入ブックレットは12ページで、かわぐちかいじへのインタビューと、髙橋良輔監督、海江田四郎役の津嘉山正種による対談などを収録します。映像特典にはCM集が含まれます。

メーカー共通特典は、海江田四郎、シーバットのエンブレム、タイトルロゴをかたどったダイカットステッカー3枚セットです。対象店舗にはA-on STORE、アニメイト、Amazon.co.jp、楽天ブックスなどが含まれます。

店舗別特典として、A-on STOREと同プレミアムバンダイ支店では「やまと(シーバット)設計図風ポスター」、Amazon.co.jpでは場面写真とカラー設定画を使ったビジュアルシート8枚セットが用意されます。各特典はなくなり次第終了する場合があります。

かわぐちかいじが語る核問題と作品の現在性

かわぐちかいじは、作品で扱った核問題をめぐり、今も人々が迷い、答えが出ていないとコメントしました。また、作品の中でその問題に踏み込み、ひとつの回答を描こうとしたと振り返っています。

かわぐちかいじは「決して30年前の古い作品ではない」と述べ、現代の感覚で改めて観てほしいと呼びかけました。今回のBlu-ray化は、アニメ化30周年に合わせた発売です。

髙橋良輔監督も、作品が提示した問題は現実ではまだ解決していないとコメントしています。