東京では「お餅」のクチコミ言及が増加
Googleは、Googleマップのクチコミや評価、経路検索について、東京やニューヨークなど世界10都市の過去1年間のデータを分析しました。東京では「お餅」に触れたクチコミが前年比168%増えました。この数字はGoogleマップ上の言及数の伸びを示しており、来店者数の増加を示すものではありません。
「ツバメヤ 日本橋店」などの専門店に行列ができています。Googleは、記録的な訪日客数の増加がブームを後押ししている可能性を挙げましたが、言及増加の要因を特定したわけではありません。
Googleは、東京で最も検索された飲食店として「海鮮ブッフェダイニング 銀座八芳」、コストパフォーマンスに優れた店として「コメトステーキ」を挙げています。これらの店舗名は今回のランキングに基づくもので、クチコミ言及の増加とは別の指標です。
抹茶は複数都市で、ほうじ茶はロンドンで増加
「抹茶」に関するクチコミは、分析対象の10都市のほぼすべてで前年比2桁増となりました。シカゴとサンティアゴでは80%を超える伸びを記録しました。
ロンドンでは、地元のカフェを中心に「ほうじ茶」への言及が前年比114%増えました。
Googleマップ以外の市場データにも、抹茶を含む粉末茶の輸出拡大が表れています。2025年の日本茶輸出額は720億円を超え、10年間で7倍以上になりました。輸出額の8割強を抹茶などの粉末茶が占めています。輸出額は日本茶の輸出動向を示すもので、各都市のクチコミ増加を直接測る数字ではありません。
クチコミや評価は来店需要と同じではない
Northwestern Universityの研究チームは、同じ場所にある飲食店のGoogleマップとYelpの評価を比較しました。対象店の平均評価はGoogleマップのほうが0.7ポイント高く、調査対象の93%でGoogleマップの評価が上回りました。
チェーン店ではGoogleマップの評価が平均1.1ポイント高く、独立系の店では差が平均0.6ポイントでした。研究チームは、評価の差が生じる理由を十分に解明できなかったとしています。
プラットフォームによって評価が異なるという研究結果は、クチコミを飲食店への関心や需要の指標として使う際の限界を示しています。Googleマップの数値は、投稿や検索に表れた動向を示しています。クチコミの増加率だけから、実際の来店者数の増減を読み取ることはできません。
輸出の伸びとクチコミの伸びは別の指標
静岡県では、茶の生産者が抹茶の原料となる碾茶の生産に取り組み、県などは「JAPAN TEA SHIZUOKA」の統一ブランドを立ち上げました。2025年には鹿児島県が荒茶の生産量で静岡県を上回りました。
報道では、世界の緑茶市場で中国が台頭し、競争が強まる可能性にも触れています。







