NTE Launch FAQ-NTE (Neverness to Everness) Official Website -Supernatural Urban Open World
出典: nte.perfectworld.com

第3四半期は増収増益、1〜9月は減収

Perfect Worldが公表した2026年第3四半期の売上高は23億6,172万元で、前年同期比36.85%増でした。親会社株主に帰属する純利益は5億558万元となり、同211.47%増えています。 一方、2026年1〜9月の売上高は51億1,275万元で、前年同期比5.61%減でした。

1〜9月のゲーム事業の売上高は47億9,209万元で、前年同期比7.09%増です。「NTE: Neverness to Everness」(以下、NTE)のグローバルサービス開始による増収があった一方、「诛仙世界」などの自社開発ゲームや、「Counter-Strike: Global Offensive」「天龙八部2:飞龙战天」などのパブリッシング作品は前年同期に比べて減収となりました。

同期間の映像事業の売上高は3億689万元で、前年同期比66.58%減でした。放送され、売上として計上された映像作品が少なかったことが主な要因です。 その結果、ゲーム事業の伸びだけでは全社の1〜9月売上高の前年割れを補えませんでした。

NTEの累計決済額と海外市場

NTEは2026年4月にグローバルで正式サービスを開始し、10月28日時点の世界累計決済額は27億元を超えました。日本円では約640億4,400万円に相当します。 海外市場の累計決済額は中国国内市場を上回っています。

世界累計決済額のうち、公式PC版と公式Android版のチャネル経由分は約60%を占めました。 Perfect Worldは国内市場と海外の大部分で自社による販売を行っています。 ゲームの配信経路と市場別の決済額が、決算で示されたNTEの販売状況です。

NTEはHotta Studioが開発した、超常現象が日常に存在する都市を舞台とするオープンワールドRPGです。プレイヤーは異常現象を調査する人物として、仲間とともに街の謎に関わります。 作品紹介では、仲間それぞれの能力を使った探索や戦闘、街での生活要素が挙げられています。

増収を支えた費用と利益

Perfect Worldの1〜9月の販売費は13億3,728万元で、前年同期比145.60%増でした。NTEのサービス開始に伴って市場宣伝・販売費用が増えたためです。 同社は、公測初期に宣伝資源を集中的に投じたことで、報告期間中のNTEのプロジェクト利益率は一時的に通常水準を下回ったとしています。

ゲーム事業の売上総利益率は73.79%で、前年同期から4.5ポイント上昇しました。会社は、NTEの利益率が比較的高いことや、代理ゲームの売上構成比が低下したことなどを要因に挙げています。 売上の伸びと販売費の増加が同時に生じた四半期です。

営業活動によるキャッシュフロー純額は11億8,105万元で、前年同期比32.87%増でした。NTEの公測による現金流入の増加が主な要因です。 一方、1〜9月の親会社株主に帰属する純利益は3億8,714万元で、前年同期比41.83%減でした。 前年同期にゲームスタジオの売却益があったことなどが、ゲーム事業の利益比較に影響しています。

開発経験とゲームの構成

Hotta Studioは、以前にオープンワールドゲーム「Tower of Fantasy」を開発しており、同作はUnreal Engineを用いて世界展開されました。 NTEも都市を舞台とするオープンワールド作品で、開発にはUnreal Engine 5(UE5)が使われています。 開発責任者は、前作の開発を通じて培ったエンジンの知見とUE5の機能が、本作で同エンジンを採用した背景にあると説明しています。

UE5のWorld Partitionは広大で連続した世界の構築に、PCG(プロシージャルコンテンツ生成)システムは建物や植生などの配置に使われています。 開発チームは、都市の建物や道路、植生をデータに基づいて生成する仕組みも構築しました。 開発責任者によると、手作業では数日かかる更新や調整を、より短時間で行えるようになったといいます。

NTEはPC、PlayStation 5、モバイル向けに開発されています。 Steam版の掲載情報では、アクション、アドベンチャー、RPGの要素を持つ基本プレイ無料の作品とされ、Windows向けの必要動作環境も記載されています。 決算で示された世界販売の数字とあわせ、PCやAndroidの公式チャネルが決済額に占める割合も、同作の展開状況を示す数値となっています。