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コナミグループの2027年3月期中間期は、売上高と各段階利益が中間期として過去最高を更新しました。家庭用・モバイルゲームなどを手がけるデジタルエンタテインメント事業が伸び、同社は通期の売上高、営業利益、年間配当の予想を引き上げました。

デジタル事業が売上高44.3%増

2026年4月から9月までの連結売上高は3,079億7,500万円で前年同期比37.0%増、事業利益は1,120億8,800万円で72.2%増でした。営業利益は1,112億6,400万円、親会社の所有者に帰属する中間利益は792億3,800万円となり、いずれも前年同期を上回りました。

デジタルエンタテインメント事業の売上高は2,435億2,100万円、事業利益は1,074億8,300万円で、それぞれ前年同期比44.3%、75.1%増でした。グループ全体の売上高と事業利益の増加を同事業がけん引しました。

『eFootball』ではサッカーの祭典に合わせたキャンペーンやゲーム内イベントを行い、8月には新機能を加える大型アップデートを実施しました。『遊戯王 マスターデュエル』は累計1億ダウンロードを記念するキャンペーンを展開しました。

基本無料の『eFootball』とゲーム内購入

『eFootball』は基本プレイ無料で、ゲーム内課金があります。ゲーム内通貨のeFootballコインは、選手の獲得やアイテムの購入などに使われ、ゲーム内で入手できるほか、ゲーム内ショップでも購入できます。

ゲーム内では、選手や監督、ユニフォームなどを含むパックも販売されています。選手の獲得方法には、抽選契約権や指名契約権などがあり、選手リストからランダムに獲得する方法と、対象から選んで獲得する方法があります。

こうした仕組みはゲーム内購入の選択肢を示しますが、決算資料は『eFootball』単独の売上高や課金収入を示していません。中間期のデジタル事業全体の業績と、個別タイトルの収益額は分けて読む必要があります。

新作発売と今後のラインアップ

中間期には『プロ野球スピリッツ2026』『がんばれゴエモン大集合!』『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2』『SILENT HILL: Townfall』などを発売しました。『幻想水滸伝 STAR LEAP』は、シリーズ14年ぶりの完全新作として国内向け配信を始めました。

『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2』には、『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』を含む3作品を収録しています。同作は『メタルギア』シリーズ作品として初めての移植となりました。

中間期終了後の10月には『Castlevania: Belmont's Curse』を発売しました。今後は2027年2月に『遊戯王 TAG FORCE GX』、2027年に『Rev. NOiR』の発売を予定しています。

通期予想と配当を引き上げ

コナミは2027年3月期の通期連結売上高予想を5,050億円から5,830億円へ、営業利益予想を1,430億円から1,930億円へ修正しました。デジタルエンタテインメント事業の予想も、売上高を4,500億円、事業利益を1,880億円に引き上げています。

通期予想の増額分は、売上高が780億円、事業利益が500億円で、いずれもデジタルエンタテインメント事業によるものです。アーケードゲーム、ゲーミング&システム、スポーツの各事業の通期予想は据え置かれました。

年間配当予想は期初の224円から299円へ修正されました。中間配当は112円で、期末配当予想は187円です。