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TikTokが広告アカウントを永久停止

TikTokは、イーロン・マスク氏を扱うドキュメンタリー映画『Musk』の広告アカウントを永久停止しました。配給会社のBleecker Streetは金曜午後、広告を出すとアカウントが永久停止になるとの通知を受け、その後、有料広告を掲載できなくなりました。

通知では、政治関連ポリシーへの違反は深刻で、一部の違反は即時停止につながると説明されていました。予告編や静止画像を使った投稿など、一部の広告は掲載を認められませんでした。

広告用とは別の無償アカウントは引き続き閲覧でき、休憩時間の過ごし方を紹介する投稿は27万回再生されていました。Bleecker Streetは停止措置に異議を申し立てています。週末の上映期間中に判断が覆らなければ、宣伝機会を損なう可能性があると同社は話しています。

上映拡大の週末に重なった措置

『Musk』は、アレックス・ギブニー監督が3年以上かけて調査した作品です。マスク氏の政治活動や、政府効率化省(DOGE)での活動、Xの買収などを取り上げています。

作品はニューヨークとロサンゼルスで限定公開された後、停止措置が伝えられた週末に北米の数十都市へ上映を広げました。Bleecker Streetは数日前から、複数の広告投稿を有料で掲載できない状態でした。

映画はマスク氏の政治活動を扱いますが、特定の政治家への支持や候補者・運動への賛同を呼びかけてはいません。配給会社は、広告を購入できないことで、劇場公開中の作品を知ってもらう手段が狭まると指摘しています。

有料広告と通常投稿で異なるルール

TikTokは、コミュニティガイドラインに沿った政治関連の通常投稿を認める一方、有料の政治広告を禁止しています。禁止対象には、政治家や候補者への言及、選挙への賛否、政策や政治制度を支持・批判する広告などが含まれます。

この禁止は通常の広告枠だけでなく、報酬を受け取るクリエイター投稿や「Promote」などの販促機能にも適用されます。政治家や政党などの政治的な人物・団体は、広告主として広告を出すことも認められていません。

選挙や住民投票に関する広告を出せるのは、選挙を管理する公式機関に限られます。政府機関などは、認証を受けてTikTokの担当者と連携すれば、観光、文化、エンターテインメントなどの広告を出せる場合があります。

YouTubeとMetaは広告掲載を再開

映画の予告広告については、公開前にYouTube、Meta、TikTok、Xが掲載を拒否したと報じられました。その後、YouTubeは予告編広告を一時的に制限していたと説明し、審査後に掲載を認めました。

Metaも当初の拒否を「誤り」とし、広告を復元すると表明しました。両社の対応が変わった後も、TikTokとXは広告掲載を認めていませんでした。

Bleecker Streetは異議を申し立てており、映画は2027年にHBOの配信サービスで公開される予定です。