
『ストリートファイター』の実写映画版は、北米で3,000万ドル台後半、海外で3,000万ドル台半ばの初週末興収が見込まれ、世界興収は約7,000万ドルに達する可能性があります。ParamountとWarner Bros.の統合後、両社に関わる作品が初めて同じ週末に劇場公開されます。
『ストリートファイター』は世界約7,000万ドルを見込む
本作はカプコンの対戦格闘ゲームを基にしたPG-13指定の映画で、監督はKitao Sakuraiです。カプコンとの共同製作で、製作費は8,200万ドルとされ、北米と海外を合わせた初週末興収は約7,000万ドル以上と予測されています。
北米では3,500館で上映され、木曜日の午後2時から先行上映が始まります。IMAXやPLF(プレミアム大画面上映)での上映も多く、同日午後7時には特典映像と景品を用意したファン向け上映会が予定されています。
海外では中国を除く地域で公開されます。ゲームの人気を踏まえ、メキシコやブラジル、英国、オーストラリア、アジアでの動員が期待されています。予測では、北米と世界の両方で週末興収首位となる見通しです。
統合後の配給体制と各社の興収
Skydance傘下のParamountは、Warner Bros. Discoveryを810億ドルで買収し、10月6日に取引を完了しました。これにより、ParamountとWarner Bros.の映画スタジオがSkydanceの傘下に入り、両社の作品や配信サービス、テレビ局などが同じ企業グループに属します。Skydanceの共同CEO、David Ellisonは、統合によって事業規模を拡大し、変化の速い娯楽産業で競争することを目指していました。
Deadlineの集計では、1月1日から10月11日までのParamountとWarner Bros.の北米興収は合計9億4,160万ドルで、スタジオ別では4位でした。1位のUniversalは18億6,000万ドル、Disneyは16億ドル、Sonyは13億7,000万ドルです。年内には両社関連の映画が6本残っており、11月の『Clayface』『The Cat in the Hat』や12月の『Dune: Part 3』『The Angry Birds 3』などが公開予定です。
今週末は『ストリートファイター』のほか、Warner Bros.のClockworkレーベルによる『The Devils』の4K限定再上映もあります。『The Devils』は北米の主要都市で350館にかかる予定です。
8,200万ドルの製作費と興収の目安
映画の興行収入がそのまま配給会社に入るわけではありません。採算を考える際は、宣伝費や劇場との収益配分なども踏まえる必要があります。ReelTallyは、損益分岐点の大まかな目安を製作費の約2.5倍とし、この倍率には宣伝や上映関連の費用、劇場側との収益配分を含めています。
同サイトの例では、製作費2億ドルの映画は世界興収5億ドル程度が目安です。また、北米興収の50〜55%は劇場チェーン側の取り分となり、海外では現地配給側への配分もあります。この倍率を本作の製作費8,200万ドルに単純に当てはめると、世界興収は約2億500万ドルが目安になります。
約7,000万ドルという初週末予測は、この単純計算による目安を下回ります。ただし、初週末の予測だけでは最終的な興収は決まりません。Deadlineによると、本作の製作費は8,200万ドルで、カプコンとの共同製作です。製作費に対する倍率は参考値であり、最終的な採算を示す確定値ではありません。
過去の実写映画版と今回の予測
『ストリートファイター』の過去の実写映画版では、1994年公開作が初週末に約686万ドルを記録しました。TMDBに掲載された同作の製作費は3,500万ドル、興収は9,942万3,521ドルです。
2009年の『Street Fighter: The Legend of Chun-Li』は、公開初週末に465万ドルを売り上げ、週末興収ランキングで8位でした。WIREDは、同作の初週末興収が1994年作の約686万ドルを下回ったと報じています。いずれも今回の映画とは別作品で、今回の興収予測はPG-13指定や幅広い年齢層への訴求を前提にしています。
2021年の『Mortal Kombat』は北米で2,330万ドル、今年公開された続編は3,850万ドルで初登場しました。前者はHBO Maxとの同時配信があった時期の公開で、両作はR指定です。











