
堀井雄二氏が約30分で制作したゲーム
『ドラゴンクエスト』の生みの親として知られる堀井雄二氏が、生成AIを使って制作したゲームを公開しました。堀井氏は制作時間を「30分ほど」と説明し、AIに指示を出すことで、絵やプログラムを自分で作らずにゲームを制作できたと述べています。
公開された『Interrogation Room Komiya』は、プレイヤーが容疑者に向けたテキストの選択肢を選び、犯行を自白させようとするゲームです。堀井氏は、ゲーム内のブーストボタンを押さないよう注意を促しました。
堀井氏は、かつて『ポートピア連続殺人事件』を制作した際には、物語、絵、プログラムを自ら手がけたと振り返っています。今回の制作では、AIに指示を出す方法を使ったと説明しました。
AIを使ったゲーム制作への関心
堀井氏は2025年の韓国のゲームイベント「G-Star」で、クイズや推理ゲームにAIを取り入れる案について語っていました。会話を通じて犯人を探したり、AIが尋問を担ったりするゲームが実現すれば面白いという考えを示しています。
その場では、将来のゲームにAIを組み込むことを検討しているか尋ねられ、堀井氏は「はい」と答えたと伝えられています。
試作は目的と規模で制作期間が変わる
ゲームの試作に必要な時間は、確かめたいことや完成度によって異なります。300Mindのガイドでは、基本の仕組みを検証する概念実証型の試作は1日から2週間とされ、1人または2人で作る場合が多いと説明されています。
プレイ可能な試作には、基本のゲームループや簡単な進行、遊ぶための仮の画面などを含めるため、目安は2週間から3カ月です。一方、製品の完成時に近い見た目や音、遊び心地を示す「垂直スライス」は、2カ月から12カ月とされています。
300Mindのガイドは、試作期間を左右する要素として、目的の明確さ、チームの人数、アートの要件、既存の技術やツール、試遊と反復を挙げています。
約30分という時間が示す範囲
堀井氏の約30分という説明は、同氏が公開したゲームの制作時間についてのものです。概念実証型の試作期間として示される一般的な目安より短いものの、両者は同じ条件や内容の制作時間を測った数字ではありません。
概念実証型は特定の仕組みを確かめる初期の試作で、プレイ可能な試作や垂直スライスとは含まれる要素が異なります。300Mindのガイドも、何を確かめるか、どこまで作り込むかが期間を左右するとしています。
30分という数字を、規模や目的の異なるゲーム全般に当てはめることはできません。








