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出典: aimlabs.com

9,067人のプレイ記録から重量との関連を分析

『Aimlabs』を運営するStatespaceの研究チームは、マウスの重量とエイム訓練の上達度との関係を調べた論文を発表しました。マウスを切り替えた9,067人のプレイ記録を分析したところ、変更後の重量帯によって1週間の予測上達度に差があり、最も軽い35〜44gの区分で値が最大でした。

対象は、2025年5月27日から2026年5月27日までに『Aimlabs』をプレイした人の記録です。研究チームは約700万人のデータを基準に、マウスの変更前21日間と、変更当日を除く変更後7日間を比較しました。

『Aimlabs』には1,000以上の訓練項目があり、課題ごとにスコアの尺度が異なります。各課題のスコアをプレイヤー全体におけるパーセンタイル順位に換算し、変更前後の平均順位の差を上達度として扱いました。

35〜44gの区分で予測上達度が最大

変更から7日後の予測上達度は、35〜44gが2.74ポイント、45〜54gが2.58ポイント、55〜64gが2.10ポイントでした。85〜99gは0.67ポイント、100〜114gは1.80ポイントで、重くなるほど一律に値が下がる結果ではありません。

重量帯全体では予測上達度に統計的な差がありました。28通りの重量帯の比較では11通りに有意差が見られ、35〜44gの区分は75〜84g、85〜99g、115〜124gの各区分より高い値でした。

一方、どの重量帯も、残る7区分すべてより有意に高い上達度を示したわけではありません。研究チームは、万人に適した特定の重量を示す結果ではないとしています。

重量だけで上達の原因とは言えない

研究チームは、変更前の技能水準、練習量、マウス感度を考慮して重量帯と上達度の関連を推定しました。重量帯と基準スキルの交互作用は有意ではなく、スキルの高低によって重量との関連が変わるとは確認されていません。

この分析は、プレイヤーが自分でマウスを選び、普段どおりにプレイした記録を用いた観察研究です。重量を研究者が割り当てた実験ではないため、軽いマウスが上達を引き起こしたという因果関係は示していません。

追跡期間は1週間で、重量帯による差は最大でもパーセンタイル順位で約2ポイントでした。研究チームは、マウスの形状を分析しておらず、データも非公開としています。解析コードと統計モデルの仕様は後日公開する予定です。

市販品には35g台から100g前後まで

市販ゲーミングマウスには、35g台の軽い製品があります。製品一覧には35gや36g、38gのモデルが並び、35〜44gは市販品の中でも軽い部類にあたります。

別の製品一覧には、約38gのモデルのほか、約48〜59gの製品が複数掲載されています。約95gのモデルもあり、店頭で扱われる製品の重量には幅があります。

軽量化の例として、GloriousのModel O 2は59gで、同シリーズには55gや58g、66gの製品もあります。2018年には、eSportsチームと共同設計したゲーミングマウスが「軽量」として紹介され、その製品重量は107gでした。