
クラック版の改造と配布が発覚
成人向けファンタジー戦略シミュレーションゲーム『ディザーターズ』のクラック版が中国圏で出回り、翻訳に加えてゲーム本体も無断で改造されていたことが分かりました。開発者のHide氏は制作の停滞を表明し、中国語対応を含む計画の見直しを示しています。
『ディザーターズ』は同人サークルWhiteCute & AlphaNutsが開発した作品です。フィーチャーフォン向けゲームを出発点に、9年をかけてPC向けに再構築され、2026年3月にDLsiteで販売を始めました。
Hide氏は10月17日の投稿で、クラック版には翻訳だけでなく内容の改造も施され、バグ修正まで行われていたと述べました。無断改造を受け、中国向け展開から手を引くことも検討するとしています。
中国語対応とSteam版への影響
開発側はSteam版の発売に向けてパブリッシャーと協議しており、中国語対応も予定していました。追加コンテンツの中国語対応も計画していましたが、Hide氏はこれらを取りやめる考えを投稿しています。
Hide氏は、中国語圏での海賊版配布と改造を受け、「ビジネスとして終わりましたよね」と述べました。また、四半世紀続けた活動の終わりを思わせる出来事だとし、海賊版にショックを受けて手を引く意向も示しています。
SteamのDRMでできることと限界
SteamworksのDRMラッパーは、ゲーム起動時にSteamを立ち上げ、所有権やSteamworks機能が正常に動くかを確認する仕組みです。
このラッパーは、ゲームファイルを別のコンピューターへコピーするような軽度の不正利用を防ぎ、一定の難読化を加えます。一方、悪意ある攻撃者であれば解読できるため、単独では著作権侵害を防げません。
正規版で使えるオンラインマルチプレイヤー、実績、ランキング、トレーディングカードなどを活用し、正規コピーの価値を高める方法もあります。これらの機能は不正コピーでは利用できません。
削除要請などの対応手段
侵害コンテンツを見つけた際の対応には、配布サイトの運営者への削除要請があります。運営者の連絡先や削除窓口を探し、所定の方法で申請します。
削除要請以外に、検索結果からの表示停止やアプリ配信の停止、広告出稿やカード決済の停止を求める方法もあります。侵害の形態や関係するサービスによって、対象となる窓口は異なります。
国内での共通対応が奏功しない場合、各国の法制度に基づく権利行使を検討できます。









