『Probably Stolen』発売24時間で35万本、体験版のピーク28人から刷新
出典: store.steampowered.com

体験版のピーク28人から発売初日35万本へ

tinyBuildが10月28日に配信を始めた質屋経営シミュレーション『Probably Stolen – Cyberpunk Shopkeeper Sim』は、発売から最初の24時間で35万本を販売し、最大同時接続プレイヤー数は11万2,000人に達しました。

開発元はQuesting Goose Studioです。前身となる『Deepspace Emporium』の体験版は2025年2月にSteamで配信され、同時接続プレイヤー数のピークは28人でした。

tinyBuildのCEO、Alex Nichiporchik氏によると、チームは前身作のコンセプトとゲームプレイを気に入り、開発チームとともにビジュアルを刷新して、デザイン面で機能する要素に重点を置きました。その後、タイトルを変更し、tinyBuildがパブリッシャーとして発売しました。

宇宙ステーションで質屋を営むゲーム

舞台は、貧富の差や腐敗が広がる宇宙ステーションです。プレイヤーは質屋を経営し、持ち込まれた品物を買い取り、販売して利益を上げながら、毎週の賃料を支払います。

客の品物には偽造品や禁制品が含まれることがあり、取引を断るか、危険を承知で利益を狙うかを選びます。警察に目をつけられた場合は、賄賂を使って切り抜けることもできます。

店には指名手配犯や、自我を持つAIチップに乗っ取られた「AI人間」も訪れます。指名手配犯を警察に通報すれば謝礼金を得られますが、そのまま取引することもできます。AI人間を見分ける手がかりがあり、見逃すと危険が生じます。

前身作から引き継いだ経営の骨格

前身作『Deepspace Emporium』も、宇宙ステーションの下層で店を切り盛りし、賃料を払いながら利益を得る内容でした。偽造たばこや手製の銃、薬品などを扱い、在庫を管理し、客と値段を交渉します。

『Probably Stolen』では、品物の種類ごとに取引のリスクが設定されています。たばこは見た目を調べてから売り、水は検査とろ過を行い、武器には許可や改造が関わります。希少品の査定や、偽造品のラベル変更、盗品の転売も商売の選択肢に含まれます。

事業を拡大すると複数の店を運営し、新たな商品や生産機会を開放できます。一方で賃料は上がり、在庫の没収や取引の失敗が次の支払いに響くこともあります。日本語表示に対応しており、PC(Steam)向けに配信中です。

パブリッシャーが担う販売や運営

インディーゲームのパブリッシャーが担う仕事は、開発支援や宣伝だけでなく、販売に伴う実務にも及びます。

インディーゲーム開発者のパネルディスカッションでは、販売後のフォーラム対応やセールの手続きなどをパブリッシャーに任せる利点が語られました。Steamでの販売にはストア運営上の作業もあり、開発者が開発に集中するために、そうした業務を依頼するケースがあります。

宣伝素材は、作品の魅力を最も把握している開発者自身が用意したほうがよいという意見も出ました。パブリッシャーとの契約や役割分担は一様ではなく、セルフパブリッシングでは開発者が販売に関わる作業も担います。

『Probably Stolen』は11月12日までリリース記念セールを実施し、通常価格から10%引きの1,799円(税込)で販売されています。

Pixel art of a station commissary, shelves stocked with PEAT brand meat substitute
出典: questinggoosestudio.com