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itch.ioで新たに作られるゲームページは、2026年8月から10月末までに1日あたり約3,000件から6,000件超へ倍増しました。ダウンロード数や購入数は同じ割合では増えておらず、AIを使った作品の増加と、個人開発者の作品を見つけてもらう環境が課題になっています。

1日あたりの新規ページは約3,000件から6,000件超に

itch.ioは個人開発者がゲームを公開・販売できるストアです。共有されたグラフでは、ゲームページの作成数は8月3日に1日約3,000件、10月30日に6,000件超でした。

itch.ioは、新規ページの多くをAIプロジェクトが占めると述べています。一方、PC Gamerの集計では、掲載ページ1,769,316件のうち「AI Generated」タグが付いたものは131,929件で、全体の約7.5%でした。

ページ数が増える一方、ダウンロード数と購入数は倍増していません。

AI利用は作品ページで種類ごとに開示

itch.ioの開示欄では、生成AIの利用について、グラフィック、音声、文章・台詞、コードの種類を選べます。作品ページには選択内容に応じてAI利用の表示が付き、AIを使っていない作品には「No AI」と表示されます。

itch.ioは2024年11月、生成AIで作られた素材を使いながらタグを付けていない作品は、閲覧ページでインデックスされないと説明しました。この仕組みでは、AIの利用有無に加え、どの要素に使ったかを開示します。

開示欄への回答は任意です。未回答は「AIを使っていない」という意味ではなく、ページに表示がない作品と、AI不使用を申告した作品は区別されます。

ゲームジャムではAI開示による順位差は見られず

itch.io上の7つのゲームジャムを調べた分析では、順位が公開されている5,125作品のうち609作品を抽出し、AI利用の開示と順位を比較しました。AI利用を開示した作品と「生成AI不使用」とした作品の順位差は、平均1.4パーセンタイルでした。

差の95%区間は、AI開示側が7.7ポイント低い場合から5.0ポイント高い場合までを含みました。分析では、開示による明確な順位低下は確認されませんでした。対象は選ばれた7つのジャムで、結果はitch.io全体の購入やダウンロードに当てはまりません。

開示欄に回答しなかった作品は、「生成AI不使用」とした作品より平均17.5パーセンタイル低い順位でした。分析者は、未回答がページの作り込みや応募時の急ぎ具合を反映している可能性を挙げていますが、原因を特定した結果ではありません。

掲載数の増加と発見機能

itch.ioではタグやジャンルで作品を絞り込めるほか、評価順や売上順で探せます。ゲームジャムの過去作を探すこと、開発者をフォローすること、利用者のおすすめを見ることも、作品を見つける経路です。

itch.ioは、個々の作品がどれだけ見つけられたかを示す数値を公表していません。

ゲーム研究者のマイク・クックは、AI作品の掲載を禁止するだけでは増加傾向を変えにくく、運用には監視チームか利用者からの通報制度が必要になると指摘しました。